こんにちは。保険会社のカスタマーセンターに12年勤めた管理人のタロさんが、『身体障碍状態』についてわかりやすく説明します。
身体障害状態とはカンタンに言えば、
高度障害状態まではいかないけれど、それでもかなり重い障害を背負った状態。
のことを言います。
保険では『高度障害状態』と『身体障害状態』はわけて考えられているので、ここでは身体障害状態がどんなものか知っていきましょう。もし身体障害状態になった場合は保険料が免除(タダ)になることがあります。知らなかったから請求しなかった、ということがないように、どんな状態なのかを少しだけ知っておきましょう。
身体障害状態とは?
身体障害状態とは、基本的には下のような状態を指します。どの保険会社でも共通のことが多く、また、
原因は『事故』に限定されていることが多いです。
ただ保険会社ごとに違いがある場合もあるので、実際に請求するときは保険会社に確認してみて下さいね。
事故の日から180日以内に、下の状態になった場合。
①1眼の視力を全く永久に失ったもの。
②両耳の聴力を全く永久に失ったもの。
③1上肢を手関節以上で失ったか、または1上肢の用、もしくは1上肢の3大関節中の2関節の用を全く永久に失ったもの。
④1下肢を足関節以上で失ったか、または1下肢の用、もしくは1下肢の3大関節中の2関節の用を全く永久に失ったもの。
⑤10手指の用を全く永久に失ったもの。
⑥1手の5手指を失ったか、または第1指(母指)および2指(示指)を含んで4手指失ったもの。
⑦10足指を失ったもの。
⑧脊柱に著しい奇形、または著しい運動障害を永久に残すもの。
そうです。具体的には、『上肢は肩関節から手の指先まで』『下肢は股関節から足の指先まで』です。『1上肢』とは片腕、『1下肢』とは片足のことですね。『手関節』と『足関節』は、手首と足首の関節のことです。
『3大関節』とは、『上肢が肩の関節・肘の関節・手の関節』『下肢が股関節・膝関節・足の関節』のことです。
それは『切断はされていないけど、機能を失ってしまって、もう回復の見込みはない』と医師に診断されることです。③番を例にすると、
- 『1上肢の用を失う』は、『片腕を切断はしていないけど、機能を失ってしまって、もう回復の見込みはない状態』
- 『1上肢の3大関節中の2関節の用を全く永久に失ったもの』は、『片腕の切断はしていないけど、肘と手首の関節など、2か所の関節が機能を失ってしまって、もう回復の見込みはない状態』
ということです。
そうなんです。高度障害ではないとはいえ、身体障害もかなりヘビーな状況なんです。また、
『事故から180日以内』に上記の状態と医師に診断されている。
ことが条件の場合も多いので注意が必要です。もし事故から180日以上経っていても、『事故から180日以内に身体障害になった』という診断書が取れれば遡って請求することが可能な場合もあります。もし障害状態の請求をしていなかった場合でも、あきらめずに保険会社に確認してみて下さい。
身体障害状態になると保険料がタダになるの?
保険料がタダになる場合もありますが、保険によって違ってきます。この保障は、
保険に元々ついている場合と、特約でつけている場合があります。
元々保険についている場合は、約款(やっかん)まで確認しないと気づかないことも多いので見落としがちなポイントなんです。医療保険・死亡保険とも、最初から保障に組み込まれていることも多いので、気になる人は約款を確認してみましょう。そして、
身体障害の保障がついていない保険もある。
この保障はすべての保険に必ずついている、というわけではないんですね。もし自分の保険についているかわからない場合は、保険の担当者かカスタマーセンターに連絡して内容を確認してみて下さい。
身体障害状態とは? まとめ
もしこの保障がついている場合、身体障害状態になったら保険料が免除(タダ)になる場合があります。ただ、保険にもともとついている場合、この保障について気づかないことが本当に多いんです。カスタマーセンターで働いていても、医療保険で事故の入院請求をしたらたまたまこの保障の適用がされた、ということがたくさんありました。
医療保険で請求があったから保険会社も気づくことができましたが、死亡保険にこの保障がついていた場合、請求がないと保険会社も気づけません。もし身体障害状態で請求していない保険がある場合、それが医療保険でも死亡保険でも、一度保険会社に確認してみて下さい。もしかしたら保険料がタダになったり、何かしらの保障が受けられるかもしれません。
もし保険を検討している場合はそんなところも気にしながら、自分が探し求めている保険を見つけて下さいね!
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