保険の選び方

保険の『選び方』がわからないなら。まずは選び方の基準から決めよう。

FPのチカラ
新米奥さん
新米奥さん
旦那くん、私たちもそろそろ、医療保険を考えた方がいいんじゃない?
旦那くん
旦那くん
そうだなぁ、今は健康でも、いつ病気で入院するかわからないもんね。
新米奥さん
新米奥さん
そうそう。それに若いうちに入ってたほうが保険料も安いじゃない?
旦那くん
旦那くん
そうだよね。でもどんな医療保険に入ればいいんだろう・・・?保険はたくさんありすぎてわからないよ!
新米奥さん
新米奥さん
そうなんだよね・・・。どうしたらいいんだろう?

保険、いざ入ろうとしたら迷いますよね。だって保険会社はたくさんあるし、保障の内容はわかりにくいし、どれくらい保障があればいいかもわからないし。でも保険に入っていた方がいいのは事実。なら『保険の選び方』から少し考えてみませんか? このページでは『保険の選び方』をいくつか紹介しています。保険が気になりだしたら、いきなり保険を調べるのではなく、まずは『保険の選び方』から考えていくと楽ですよ。まずはここで、自分に合った『保険の選び方』を考えていきましょう。

保険を予算から考える。

保険選びで迷うなら、まずは予算から考えるのはいかがですか?入院のときにたくさん保障は欲しいけど、あれもこれもと保障をつけすぎると毎月の保険料が大変です。予算があいまいなまま保障内容から先に考えると、どうしても保障をいろいろ考えてしまって予算の枠におさまりません。なので、最初に『毎月いくらまで!』と予算を決めてしまいましょう。そうすれば、その枠の中で考えられます。

新米奥さん
新米奥さん
そうだよね。保険料は毎月払うから、予算大事だもんね。
旦那くん
旦那くん
でも、予算はいくらぐらいがいいのかな?

予算はやっぱり、『家計を圧迫しない程度』がいいと思います。医療保険は入院や手術の時に本当に役に立ちますが、ただ、そんな『いざという時』はいつ起こるかわかりません。いざという時が心配だからといって、家計を圧迫してまで保険をかけるというのはオススメしません。家計のメインは毎月の貯金と生活費ですよね。そこにそれほど負担がかからない範囲の保険料で、医療保険は決めましょう。

新米奥さん
新米奥さん
でも入院が心配だから、生活費はともかく、趣味のお金を削って少しでもいい保険に入りたいなぁ・・・。
旦那くん
旦那くん
え、えぇ・・・・。

奥さん、その気持ちもわかります。趣味のお金って、家計を考えるとき『無駄なお金』って思っちゃいますもんね。

でも趣味って、生活を潤す大事なものです。

たとえば趣味のお金を削って大きな保険に入ったとしても、その保険をいつ使うかはわかりません。いつ使うかわからないもののために、毎日の楽しみを犠牲にしてしまってはストレスが溜まってしまいます。結婚している人なら、ストレスは夫婦げんかの元になっちゃいますよ。だから『趣味のお金をちょっと減らす』ぐらいならいいですが、『趣味のお金を半分にする』といった考え方で保険を考えるのはちょっと待ちましょう。

旦那くん
旦那くん
そ、そうだよね!

はい。でもそもそも、『趣味に対するお金が多すぎる』場合は話は別です。その場合は趣味に対するお金を見直して、保険にいくらかけられるかを考えてみましょう。

趣味と一言で言っても、いろいろな趣味がありますよね。習い事だったり、車やバイクだったり、アニメだったり、食べ歩きだったり。家族での外食だって趣味のひとつです。もしもそこにお金をかけすぎてるな、と感じたら、ストレスの少ない範囲で、そのお金を保険に回しましょう。考え方としては、『趣味をやめて保険に入る!』ではなく、『ストレスの少ない範囲で趣味のお金を減らして』保険を考える、っていうのがいいですよ。

新米奥さん
新米奥さん
確かに、保険のためにいきなり趣味をやめちゃったら喧嘩が多くなるかもね・・・。
旦那くん
旦那くん
うん。夫婦仲良くが一番だから、無理のない金額にしようね。

保険を保障内容から考える。

さて、予算はともかく、保障内容から保険を決めたい、っていう人もいますよね。そんな人は、とにかく保険を調べまくりましょう。保険の情報は各保険会社のHPに出ているので、比較検討するのにそんなに手間はかかりません。

しかし、ここで注意点。

保険会社のHPには、選べる保障のすべてが載っているわけではない。

っていうこと。

新米奥さん
新米奥さん
え!そうなの!?

意外ですよね。保険会社のHPでは、もちろん保障内容の詳しい説明が載っていたり、保険料の試算ができるところが多いんですが、選べる保障がすべて載っているとは限らないんです。

旦那くん
旦那くん
えー、でもそれってどういうこと?

疑問ですよね。なぜかというと、保険会社には『おすすめのプラン』があるから。

新米奥さん
新米奥さん
おすすめのプラン?

そうです。例えば医療保険だったら、『おすすめは入院保障は5000円で、手術と先進医療の特約をつけたこのプランです』っていうのがあるんですね。するとHPではそのプランの保険料の試算はできるけど、自分で欲しい保障を考えた試算はできなかったりするんです。

旦那くん
旦那くん
そうだったのか・・・。

そうなんです。そして気をつけたいのが、保険会社のHPで『おすすめのプラン』の試算しかできなかったら、『そのプランでしか選べない』って考えちゃいませんか?

新米奥さん
新米奥さん
うん。考えちゃう。

そうですよね。保険会社のHPで入院保障が5000円と1万円のプランでしか試算できなかったら、その金額でしか選べないって思っちゃいますよね。

でも実際はそんなことないことが多いんです。

もちろん保険会社によって違いますが、『HPで試算はできない』っていうだけで、『本当は保障はいろいろ選べる』っていう保険会社も多いんです。なので、保険会社のHPでいろいろ調べる場合は、『おすすめプラン以外も選べるのかな?』っていうことをちょっとだけ考えておきましょう。

旦那くん
旦那くん
うーん、でもHPに出ていない内容はどうやって調べればいいの?

そう思いますよね。それはやっぱり、保険屋さんに直接聞くしかありません。もしもHPに載ってる保障を自分用に変えて考えたいなら、早めに保険屋さんに聞きましょう。保険屋さんはなんといってもプロなので、保険をどういうふうにカスタマイズできるかを知り尽くしています。でもまずは自分から『この保険をこうしたいんだけどできるのかな?』っていうことを言っていかないと、保険屋さんにだって伝わりません。なので、保障内容から保険を考える場合は、『この保険をこうしたい!』っていう考えを保険屋さんに伝えましょう。

そうすれば、それはできるのかできないのか、そうすると保険料はどれくらいになるのか、きちんと教えてくれますよ。

新米奥さん
新米奥さん
なるほど。自分の欲しい保障で申し込めるか、まずは保険屋さんに聞いた方がいいんだね。
旦那くん
旦那くん
保障を自分で決めるなら、自分好みにワガママも言いたいもんね。俺もちゃんと調べて聞いてみよう!

保険を将来設計から考える。

保険を将来設計から考える、という人は、やっぱり多いですよね。

結婚したてなら将来子供ができたときを考えて、子供がいれば子供の成長に合わせて、子供を考えていない夫婦なら自分やパートナーが入院したときのために、独身なら結婚したときのためや、結婚はしないから親が倒れたときのため・・・、と『自分の将来をどうするつもりか』で選ぶ保険は変わってきます。

例えば、独身で結婚をするつもりもない人が大きな死亡保険に入ってもあまり意味がないですし、小さな子供がいるのに医療保険しか入っていない、では万が一のときに心配です。

じゃあここで気になるのが、『将来の万が一のために、実際いくら必要なのか?』というところ。

これはもう、指標もいろいろ出ていますが、やっぱりまずは保険屋さんに聞いちゃいましょう。自分の家族構成と将来の心配事を保険屋さんに伝えれば、それはもう保険屋さんはプロなので、あっという間に教えてくれます。でもここで大事なのが、

保険屋さんの提案を、自分でもしっかり考えること。

保険屋さんはファイナンシャルプランナー(生活設計のプロ)の資格を持った人も多いので、ちゃんと根拠に基づいた提案をしてくれます。でもプロだからこそ、一般的な範囲での提案がやっぱり多くなるんですよね。将来を考えて保険に入るなら、一番大事なのが『自分の都合』です。保険屋さんの『一般的な提案』では予算オーバーかもしれないし、自分の将来の心配が必ずしもカバーされてるとも限りません。なので、保険屋さんに聞いた内容ですぐに契約するのではなく、その内容でいいのか自分でもしっかり考えましょう。

そして足りない保障や、必要ない保障があったらそれを保険屋さんに伝えた上で、もう一度提案してもらったプランをまたじっくり考えましょう。『あまり時間をかけると保険屋さんに迷惑かな?』なんてことは考える必要はありません。保険屋さんにはしっかり提案をしてもらって、しっかり自分でもその内容を吟味して、納得のいく保障を選びましょう。そして欲を言えば、

保険を提案してもらう時は、複数の保険屋さんに相談する。

のがいいと思います。

新米奥さん
新米奥さん
え、ちょっとそれは面倒・・・。
旦那くん
旦那くん
保険屋さんにも悪い気がする・・・。

確かに奥さんの言う通り少し面倒ですし、旦那くんの言う通り保険屋さんにも気を使いますよね。

でも例えばおいしいご飯が食べたい時は、お店をいくつか選んでから行くお店を決めるでしょう?お店の評判やオススメの料理も調べますよね? 引っ越しをするときは、複数の引っ越し業者で見積もりを出しますよね?

保険だって同じです。

保険屋さんはいくつもあって、それぞれ得意分野や評判が違います。担当の人との合う・合わないも人間だからどうしたってあったりします。

保険は一度入れば長く支払いが続くものなので、最初に入るときぐらいはワガママを言っちゃいましょう。そのためには、いくつかの保険屋さんに提案してもらって、自分に合った保険を探すのが一番ですよ。

新米奥さん
新米奥さん
言われてみれば確かにそうかも・・・。
旦那くん
旦那くん
保険の提案を何社かにしてもらうって、考えたことなかった・・・。

ですよね。保険はたくさんの会社があるんですから、自分の将来設計に合った保険がどこにあるのか、複数の保険会社から提案してもらって決めるのがいいですよ。

保険を人と比べて考える。

保険会社に勤めていると、『他の人はどういう保険に入ってるんですか?』という質問がそれなりにあります。保険は家族構成や予算、必要な保障によって違うので一概には言えませんが、『大体これぐらいの保障が多いですね』というのはやっぱりありますよね。

『他の人はどうしてんの?』というのは、やっぱり気になるところ。保険は人と同じじゃなくていいけど、他の人がどうしてるのかはやっぱり目安になりますもんね。

じゃあどういう人が多いかというと・・・、

入院の保障は、入院1日5000円か10000円の人が多いです。入院の内容にもよりますが、5000円あれば入院費用が大体トントンな感じ、10000円あれば少し余りが出ることもありますよ。ただ、あくまで目安なので、大体これくらいあれば安心かな、という目安が5000円~10000円ですね。

意外に多いのが、入院保障1日3000円で保険を考える人。

これはご高齢な人が今の保険を見直したり、先進医療の特約が欲しくて入る人に多いです。若い人が入院日額3000円の保障だけだと、入院のときには正直保障が足りないですね。

あとこれも意外に人気なのが、通院の保障です。入院の後はどうしても通院もあるので、入院保障と一緒に考える人が多いんですね。

こんなふうに、『他の人はどうしてんのかな?』ってことも、聞かないとわからないんですよね。

でもまさか友達に『保険どうしてる?』ってのは聞きづらいし、聞いても正確なところまでは教えてくれませんよね。

新米奥さん
新米奥さん
確かに友達には聞きづらいなぁ。
旦那くん
旦那くん
いくら保険に払ってるかも、友達には聞けないよね。

ですよね。なのでそういう質問も、思い切って保険屋さんに聞いちゃいましょう。個別の案件は教えてくれなくても、『大体のところ』は教えてくれますよ。

『他の人がどんな保険に入ってるかは関係ない』というのも正論ですが、やっぱり他の人がどんな保険に入ってるのかは気になるし参考にしたいですよね。そんな時は遠慮せずに聞いちゃえば、自分の保険を決める目安になりますよ。

保険を心配な病気から考える。

入院の保険を考えるとき、心配な病気ってありますよね? ガン家系の人ならガンが心配でしょうし、親類に脳梗塞にかかった人がいるなら、同じ病気が気になりますよね。

そういう人は、心配な病気の保障から先に決めちゃいましょう。

新米奥さん
新米奥さん
でもガンならガン保険があるけど、他の病気はどうなんだろう?

そんな時は、特約から探しましょう。今は三大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)の一時金や入院延長の保障がどこの保険会社も充実してます。他には三大疾病ほどじゃないにしても、七大疾病(ガン・心疾患・脳血管疾患・高血圧性疾患・糖尿病・腎臓疾患・肝臓疾患)の保障が特約でつけられる保険も多いです。もしも特約だけでは不十分と感じたら、ガン保険じゃなくても三大疾病や七大疾病専用の保険もありますよ。

そして今の時代考えておきたいのが、うつ病などの精神疾患の保障がある保険。

これはそれほど数は多くないですが、ストレス性疾患やうつ病などの保障をカバーしている保険もちゃんとあります。もしそういう病気が心配な場合は、ピンポイントでその病気を保障している保険も探してみましょう。

旦那くん
旦那くん
働いてると、うつ病は他人事じゃないもんなぁ・・・。

そうなんですよね。今の時代は、見過ごせないくらいに精神疾患にかかる人が多いです。精神疾患は、一度かかると正直新しい保険にはかなり入りづらくなるのが現状です。なので、もし万が一精神疾患にかかったときのことを心配するなら、保険を探すとき、その保障がある保険も考えてみましょう。

保険の選び方 まとめ

いかがでしたか? 保険を選ぶ時、まずはなにを基準に選ぶかを考えると、数ある保険の中から自分に合った保険が選びやすくなりますよ。そしてある程度目星をつけたら、自分にぴったりの保険に申込みましょう。

保険を選ぶというのはなかなか面倒くさい作業ですが、一度入ったら次の見直しは何年も後というのが普通です。逆に言えば万が一の保障を何年も同じ保険に頼るわけですから、選ぶときはいろいろな保険を自分の目で比較して考えたいですよね。ならこの記事が何を基準に考えるかの参考になったら幸いです。保険を選ぶなら『人に言われてなんとなく』ではなく『自分が納得できる』保険を選びましょう。それが一番大切ですよ。

保険の選び方 まとめ

①予算から考える。
②保障内容から考える。
③将来設計から考える。
④人と比べて考える。
⑤心配な病気から考える。

保険選びは面倒くさい!わからない!という人は、自分が考えやすい切り口から考えてみましょう。そうすれば、難しく感じる保険のことも、きっと少しは好きになれると思いますよ。