保険の選び方

リビングニーズ特約とは?わかりやすく教えて!

FPのチカラ
新米奥さん
新米奥さん
ねえ、死亡保険のパンフレットを見てると、よく『リビングニーズ特約』ってあるんだけど、なんのことだろう?
旦那くん
旦那くん
リビングニーズ特約?
新米奥さん
新米奥さん
うん。余命宣告を受けたら保険金がもらえるっていうんだけど・・・。
旦那くん
旦那くん
なにそれすっごく気になる!ちょっとちゃんと調べておこうよ!

『リビングニーズ特約』

この特約の名前を聞いたことはありますか? 今はほとんどの死亡保険に付けることができる特約ですが、内容についてはよく知らないという人も多いんじゃないでしょうか? これは、

余命6ヵ月以内の宣告を受けたとき、死亡保険金が先にもらえる。

という特約です。

新米奥さん
新米奥さん
え!そうなの!?

そうなんです。もしも余命宣告を受けてしまったときに役に立つかもしれないので、この特約の内容はしっかり知っておきましょう。

もし知っていれば、余命宣告を受けたときに手厚い治療やケアを受けることができるかもしれません。『知らなかった』では後悔することもあるかもしれないので、まずはどんな特約なのかをしっかり知っておきましょう。

保険の選び方を一から知りたい!という人は、⇒『保険の選び方』のページも読んでみると役に立ちますよ。

リビングニーズ特約でもらえる金額は?

最初に書いたとおり、この特約は『余命6ヶ月以内』の宣告を受けたときに、死亡保険金が先に受け取れるという特約です。

新米奥さん
新米奥さん
死亡保険金が全額先にもらえるの?

全額もらうか一部分だけもらうかは、自分で選ぶことができます。

例えば3000万円の死亡保険に入っていた場合、リビングニーズ特約を使って全額を請求してもいいし、半分の1500万円を請求しても大丈夫です。

ただこの時、6ヶ月分の保険料と利息が引かれた金額の支払いになります。保険金がものすごく減るわけではないんですが、『リビングニーズ特約を請求すると保険金が少し減る』ということだけ覚えておきましょう。

リビングニーズ特約は何回でも請求できるの?

旦那くん
旦那くん
リビングニーズ特約って、少しづつ何回かに分けて請求することはできるのかな?

それ、注意点です。実は、

リビングニーズ特約を請求できるのは1回だけ。

なんです。

新米奥さん
新米奥さん
そうなんだ。何回も請求することはできないんだね。

そうなんです。リビングニーズ特約を請求できるのは全額でも一部分でも1回だけ。全額請求すればそこで保険は終了してしまうので、亡くなった後の保険金は0円です。でもそれを心配して少なめに請求しても、『足りないからもう一度請求しようということはできない』んですね。

旦那くん
旦那くん
じゃあリビングニーズ特約を請求するときは、余裕をもって請求した方がよさそうだね。
新米奥さん
新米奥さん
実際に請求する人は、やっぱり全額請求することが多いのかな?

これは人それぞれですが、保険のカスタマーセンターに12年務めた管理人の経験だと、リビングニーズを一部分で請求する人はほとんどいなかったです。ただでさえ辛い請求をするときにそこまで考える余裕もなかったんだと思いますが、余命宣告を受けた大切な家族のこために、少しでも多くのお金を用意したかったんだと思います。

そして多くの場合、ご高齢な方からの請求ではなく30代~40代のまだまだ若いご夫婦からの請求でした。そして『旦那さんが被保険者』という方が多かったです。

旦那くん
旦那くん
そうなのか・・・。
新米奥さん
新米奥さん
そんな請求をする奥さんも辛かったろうね・・・。

本当にそう思います。請求の時に電話口で嗚咽を漏らす方も多く、リビングニーズを請求するというのは本当に辛いことだと思います。でもリビングニーズ特約で払われる保険金があれば、最期の時を少しでも充実したものにできるかもしれない。きっと皆さんそう思って請求をされたんだと思います。

旦那くん
旦那くん
この特約、役に立つんだなぁ・・・。

そうです。なので、死亡保険に入るときは、必ずリビングニーズ特約もつけておいてくださいね。

新米奥さん
新米奥さん
そうする!

リビングニーズ特約で請求できない場合はあるの?

これがあるんです。保険会社によっては、『契約期間が残り1年以内の時は、リビングニーズ特約が使えない』という規定がある場合があります。

また、やはり保険会社によって細かくルールが決められている場合もあるので、死亡保険を契約した場合は、リビングニーズ特約についても担当の人に細かく確認しておきましょう。

本当に万が一の場合の特約なんですから、少しでも気になったら遠慮せずに担当者に聞いておくことが大事ですよ。

リビングニーズ特約の保険料は?

リビングニーズ特約には保険料がかかりません。他の特約と違って、リビングニーズ特約をつけるのにお金はかからないんですね。なのでつけるときに保険料の心配はせず、必ず付けておきましょう。

リビングニーズ特約は誰が請求するの?

リビングニーズ特約は、『被保険者』からの請求が必要です。

旦那くん
旦那くん
え、それってつまり・・・。

そうです。『余命宣告を受けた本人からの請求が必要』っていうことなんですね。

旦那くん
旦那くん
えー!それはちょっと、家族も本人も辛いなぁ!もし本人に余命宣告をしてなかったときはどうするの?

その場合は『指定代理請求人』から請求することができます。指定代理請求人とは、本人が請求できない時に代わりに請求できる人のことです。

この『指定代理請求人』は、誰でもいいというわけではなく前もって登録しておくことが必要なので、詳しくは→指定代理請求人とは?わかりやすく教えて!に書いてありますので読んでみて下さい。

リビングニーズ特約のお金は、医療費以外にも使っていいの?

旦那くん
旦那くん
ねえ、もしもリビングニーズ特約で保険金をもらったら、家族の思い出作りにもお金を使いたいんだけど、それは大丈夫なのかな?

大丈夫です。保険金の使い道は指定されていないので、医療費でなくても、家族で想い出を作るために使っても、終末ケアを自宅で迎える場合の改装費に使ったりしても大丈夫です。

もちろんできるだけ高度な医療を受けるために使っても大丈夫。使い方は自由なんです。なので、どう使うかは家族で相談して決められますよ。

リビングニーズ特約 余命宣告より長く生きた場合は?

旦那くん
旦那くん
もしも余命宣告よりも長く生きたら、お金は返さないといけないのかな?

そんなことありません。余命宣告よりも長く生きられるということは、往々にしてあるものです。もしもリビングニーズ特約でお金を請求した後に、治療がうまくいって完治したとしてもお金を返す必要はありません。

そのときはそんな心配はせずに、受け取ったお金は生活費や家族のために役立てましょう。

リビングニーズ特約のデメリットは?

デメリットとしては、死亡保険金がなくなる(もしくは減る)ということのほかに、

全額請求すると、死亡保険につけている特約もなくなってしまう。

ということがあります。リビングニーズで保険金を全額請求すると、保険はそれで終わってしまいます。もし死亡保険を主契約にして入院や手術の特約をつけていた場合は、それも一緒になくなってしまうんですね。

新米奥さん
新米奥さん
あ、そうか!特約は主契約がなくなったら一緒になくなっちゃうもんね。

そうなんです。なので、もし死亡保険に付けている特約を残しておきたい場合は、全額請求ではなく一部分の請求にしましょう。そうすれば特約が消えることなく、入院などの保障を残すことができますよ。

リビングニーズ特約 まとめ

リビングニーズ特約については、どこの保険会社も大体こういった内容になっています。もしも余命宣告を受けたときにこの特約を使えば、少なくともお金の心配は必ず減るはずです。家族との貴重な最期の時間にお金の心配をせずに済むように、死亡保険に入る場合には必ず付けておいてくださいね。

そしてすでに死亡保険に入っている人も、リビングニーズ特約が付いているか確認をしておきましょう。もしもついていない場合は中途付加でつけることもできますし、この機会に死亡保険そのものを見直すのもいいかもしれません。昔入ったままで死亡保障が大きすぎたり、家族が増えたのに小さな死亡保障にしか入っていなかった場合は、まずは死亡保障の金額から見直してみて下さいね。