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保険は月払いと年払い、どっちがいいの?
保険には『月払い』と『年払い』という払い方がありますよね。これはもうそのまんまで、月払いは毎月保険料を払っていく払い方で、年払いは年に一回まとめて保険料を払う払い方です。保険を契約する時、どっちにするか悩む人も多いんじゃないでしょうか?
そうですよね。でもどっちがお得かというと、『年払い』の方がお得です。なぜかというと、年払いの場合は少しですが割引がされるんです。いっぺんに払う金額は大きくても、月払いで一年間払う合計額よりも、年払いの方が少し安くなるんですね。
そうですね。ただ、年払いで割引になる保険料はそれほど多くありません。保険料の金額にもよりますが、年払いの割引金額は、月払いの合計額に比べて数百円~数千円安くなるぐらいです。
そうなんです。それでもやっぱり割引がされるのは嬉しいですから、もし大きな金額が年に一回引き落とされても問題ないなら、年払いの方がいいですね。
逆に、節約はしたいけどまとまったお金を用意しておくのが難しいなら、無理して年払いにはせずに月払いで払っていきましょう。どちらの場合でも保障内容は変わりませんし、家計に余裕が出来たら月払いから年払いに変えたっていいんです。保険会社にもよりますが、月払いから年払いへ変える手続きは、いつでもすることができますよ。
年払いの途中で解約したら、保険料はどうなるの?
そこ、心配ですよね。年払いの保険料を払った後に解約した場合、月割りにして必要なかった保険料が払い戻される場合と、まったく戻ってこない場合があります。
そうなんです。ただ、戻ってこない場合は古い契約の場合がほとんどで、最近契約した場合は月割りにして返金されることが多いですね。これは保険会社によって違うので、年払いにする場合は、手続きをする前にしっかり保険会社に聞いておきましょう。
年払いにしたら、控除証明書はどうなるの?
これ、実は年払いの場合の一番の注意点です。
保険の『控除証明書』というものがありますよね。会社勤めの人が毎年年末に必要になる、年末調整(それか確定申告)のための書類です。保険に月払いで入っていれば毎年9月か10月には保険会社から自動的に送られてきますが、年払いの場合はそうとも限りません。
なぜかというと、控除証明書は保険料を払った後にしか発行できないんです。ということは、12月の年払いの人の控除証明書は、12月の保険料を払った後に発行されるので、ヘタをしたら年明けの1月に届くことになっちゃうんです。
そうなんです。年末調整の書類の提出期限は会社によって多少違うかもしれませんが、早い会社は11月の頭には必要書類を揃えないといけませんよね。そうすると12月年払いの人の控除証明書はもちろん間に合いませんし、10月年払いの人も注意が必要です。
そのときはまずは保険会社に相談しましょう。年払いの支払い前は控除証明書の発行はできなくても、保険料を先に払って発行してもらうことができる会社もあります。ただ、これも保険会社によって違いがあるので、年払いにする前に確認しておいた方がいいですよ。
目安としては9月までの年払いなら、控除証明書が年末調整に間に合わないということは少ないですね。
年払いをいつ払うかは、自分で決められるの?
控除証明書のことを考えると、年払いは9月までの方が都合がいいんですが、では年払いの保険料を払う月を、自分で決めることはできるんでしょうか?
残念ながら、決めることはできない会社がほとんどです。
年払いの保険料は、通常は『契約した月』に支払います。なので、12月に契約した人が、たとえば毎年8月に年払い保険料を払うということはできないんですね。ただ、これも保険会社によるので、気になる人は保険会社に確認しましょう。『先払い』や『前納』といった方法で先に払える場合もあるので、12月に年払いで契約して、控除証明書が早めに欲しい人は、早めに相談しておきましょう。
保険の年払いと月払い・控除証明書 まとめ
そうですそうです。そして年払いの方がお得とはいっても、そんなにたくさんの割引がされるわけではないので、無理して年払いにするよりは、余裕のないときは月払いで支払いましょう。家計に余裕ができたら、年払いにすればいいんです。そして年払いにするときは、控除証明書の発行時期に気をつけて下さいね。