考えたくはないですが、人はいつかどうしても死んでしまいます。そんな時に必要なのはお葬式代。お葬式には式場代、焼場代、お坊さんへの謝礼、戒名代、弔問客のもてなし代・・・などなど、世知辛いですがそれなりにまとまったお金がかかります。弔問客からのお香典ですべてをまかなえればいいですが、最初からお香典をあてにしてもお葬式は決められません。
ならお葬式代には最初から死亡保険を考えておきましょう。一緒保障が変わらない金額の死亡保険に入っておけば、亡くなったときのお葬式代で悩むことがなくなりますよ。
死亡保険も各社いろいろありますが、ここではネオファースト生命の『ネオdeとりお』を見ていきましょう。
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ネオファースト生命 ネオdeとりおってどんな保険?
『ネオdeとりお』はすごくシンプルな死亡保障です。もし死んだときには、
50万円~3000万円の死亡保険金がもらえる。
というもの。この金額は契約時に設定できます。契約の途中で金額を下げることはできても上げることはできないので、もし加入するときはどれくらいの保険金が欲しいのかしっかり考えてから入りましょう。
一度加入すれば、解約しない限り保障は一生続きます。そして20歳~85歳まで申込めます。
なので、もし親御さんのお葬式代として100万円~300万円ぐらいの保障を考えるにはちょうどいいですね。
やっぱりそこですよね。では保険料については、次の段落で見ていきましょう。
ネオファースト生命 ネオdeとりおの保険料は?
『ネオdeとりお』は一緒続く死亡保険ですが、もし解約したときにはお金が戻ってくる『解約返戻金(かいやくへんれいきん)』がついてるので保険料は少し高めです。でも嬉しい特約があって、
タバコを吸わない人は保険料が安くなる。
という、『非喫煙者割引特約』というものがついてます。
今はタバコを吸わない人の方が多いですよね。そういう人は、『ネオdeとりお』にお得な保険料で入れちゃいます。どれくらい安くなるかというと、
25歳の旦那くんが、『ネオdeとりお』で100万円の死亡保障に入るとします。
・もし旦那くんがタバコを吸う人だと→月々の保険料:1782円
・もし旦那くんがタバコを吸わないと→月々の保険料:1573円
(どちらも終身払の場合)
と保険料が変わってきます。旦那くんは若いからあまり変わりませんね。差額は209円です。
でももしも、奥さんのお父さん(60歳)の場合はどうでしょう?同じ100万円の死亡保障で計算してみましょう。
・もし奥さんのお父さん(60歳)がタバコを吸ってたら→月々の保険料:6291円
・もし奥さんのお父さん(60歳)がタバコを吸わないと→月々の保険料:4788円
(どちらも終身払の場合)
この場合、差額は1503円です。結構違ってきますよね?
このように、タバコを吸う人と吸わない人の保険料は、若いうちはそれほど変わりはないですが、年を取るほど違いが出てくるので注意しましょう。
(2019年1月6日現在 ネオファースト生命HPより試算)
そうですそうです。でも若くて子供を育てる世代の人が入るには、この保険じゃ死亡保障としてはちょっと物足りないというのが本音です。若いパパやママが亡くなったときは、お葬式代だけあっても仕方ないですからね。
なので、もし死亡保障としてこの保険を考えるなら、あくまで『お葬式代』くらいに考えておきましょう。3000万円まで死亡保障をつけることもできますが、そうすると保険料がバカみたいに高くなってしまいます。万が一のときに家族にお金を遺すための死亡保険として考えるなら、この保険ではなく違う保険を考えましょう。
ネオファースト生命 ネオdeとりお 三大疾病の保障って?
さて、この保険は実は、死亡以外にも保障がついています。それが、
三大疾病(特定疾病)保険金。
はい。これは三大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)になったときに保険金がもらえる、という内容です。実際にどんなときにもらえるかを、下の黒板で見てみましょう。
①保障の開始から90日以上経ってから、初めてガンと診断確定されたとき。
②急性心筋梗塞で、手術を受けたとき。または、30日以上労働の制限を必要
とする状態が継続したと医師によって診断されたとき。
③脳卒中で、手術を受けたとき。または、30日以上言語障害、運動失調などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき。
ですよね。でも難しく書いてはありますが、②は手術か30日以上の労働制限がついたとき、③は手術か30日以上言語障害などの後遺症が続いたときってことですね。
また、ガンのときの注意点なんですが、保障の開始から90日以内にガンになった場合保障は受けられませんが、90日以上経ってからそのガンが『再発・転移』した場合も保障は受けられませんので気をつけましょう。あくまで『保障の開始から90日以上経ってから診断されたガン』が対象なんですね。
そして三大疾病で保険金をもらった場合、契約はそこで終了です。つまり、死亡保険金はもらえなくなるということです。『ネオdeとりお』の保障は、死んだときか、三大疾病で所定の状況になったとき、ということですね。
ネオファースト生命 ネオdeとりお 上皮内新生物の保障って?
さて、もし『ネオdeとりお』でもっと保障を充実させたいなら、『上皮内新生物保障特則』というのもつけられます。この特則をつけると、
上皮内ガンになったときも保障がもらえる。
というものです。『上皮内ガン』とは、すごく大雑把に言うと『すぐ治せるガン(本当に大雑把です)』ですが、この特則をつけていればそのときも保障がもらえるんですね。そしてこの特則をつける場合、
保険金は300万円が上限。
となります。
上皮内ガンに対する注意点も通常のガンと同じです。そしてこの特則で保険金をもらった場合も、そこで契約は終了するので注意しましょう。
ネオファースト生命 ネオdeとりお まとめ
さてさて、『ネオdeとりお』の特徴をまとめましょう。
①死亡保険金が50万円から3000万円までつけられる。
②保障は一生涯。20歳~85歳まで申し込める。
③解約返戻金があるから、保険料は少し高め。
④でもタバコを吸わない人は安くなる。
⑤三大疾病の保障がある。
⑥上皮内ガンの保障もつけられる。
というものですね。
お葬式代、として考えるなら手ごろな内容ですが、若いパパやママのためのがっちりした死亡保障ではないので注意しましょう。ただタバコを吸わない人は安くなるところや、一生の保障として死亡保険金が持てるのは魅力です。
大きな死亡保障はいらないけど、死んだときのお金を用意しておきたい、という人は、この『ネオdeとりお』を考えてみて下さいね。