死亡保険、どうせ入るなら掛け捨てよりも貯金ができるタイプが嬉しいですよね。そんな人にはオリックス生命のRISE(ライズ)がオススメです。
この保険は解約したときにお金が戻ってくるので、死亡保障だけでなく将来の貯金としても使えます。解約しなければ死亡保障は一生涯。そして保険料の支払いが終わった後は、解約したら戻ってくるお金が支払った保険料より多くなる!というスグレモノ。貯金と合わせて死亡保障が欲しい人にはピッタリです。
この保険に入れる年齢は15歳~75歳まで。
死亡保険金は200万円~5000万円まで選べます。
そして保障は一生涯。
ではどんな保険なのか、さっそく見ていきましょう。
Contents
オリックス生命 RISE(ライズ) 貯金ができる死亡保障ってどういうこと?
この保険の特徴は、なんと言っても解約返戻金(かいやくへんれいきん)がついていること。解約返戻金とは、保険を解約したら戻ってくるお金のことです。保険に入っても、事情があって途中で解約しないといけないことってありますよね? 掛け捨ての保険だと解約したときにお金が戻ってきませんが、RISEならその場合もお金が戻ってくるんです。これ、嬉しいですよね?
どれくらい戻ってくるかは、保険料の払い方によって違います。なのでまずは保険料の払い方から見ていきましょう。
・終身払
保険料を一生払っていく方法。
・短期払① 支払う期間を年数で決める場合。
10年払済 15年払済 20年払済 から選べる。
・短期払② 支払う期間を年齢で決める場合。
50歳払済 55歳払済 60歳払済 65歳払済 70歳払済 75歳払済 80歳払済
※支払う期間を年数か年齢で決める場合は、契約するときの年齢によって選べない場合があります。
ポイントは、『保険料を支払っている間は、解約返戻金は支払った保険料の約70%』ということ。そして、『保険料を支払った後は、解約返戻金は支払った保険料の100%を超えていく』ということです。
つまりどの払い方を選んでも、保険料を支払っている間は、解約返戻金は支払った保険料の約70%しかもらえないんですね。
そうなんです。なので、将来の貯金を考えてRISEに加入するなら、終身払ではなく短期払の方がいいですね。
そしてもし契約してすぐ解約した場合は、解約返戻金はもっと少なくなってしまいます。契約してから5年を目安に解約返戻金は70%に近づいていき、契約を続けるほど解約返戻金は増加します。なので無理な加入はせず、長く続けられるかどうかを考えて検討しましょう。
・契約して短期間で解約すると、解約返戻金はまったくないか、あってもごくわずか。
・契約を継続するほど解約返戻金は増加する。
・解約したら、その後の保障はなくなる。
そうですそうです。ただ、そうはいっても保険料が一番安いのは終身払です。終身払でも長く続ければ支払った保険料の約70%は戻ってくるので、多少損は出るにしても、毎月の保険料を安くしたい場合は終身払いがいいですよ。
しかし貯金としてRISEを考えるなら、終身払いではなく短期払いを選んで、毎月無理なく支払える保険料で検討してみましょう。
オリックス生命 RISE(ライズ) 保険料と解約返戻金はどれくらいなの?
保険料はオリックス生命の公式HPで試算できるので、やってみましょう。→保険料を試算する。
オリックス生命のHPで試算すると、25歳の旦那くんが、500万円の死亡保障に60歳払済で加入した場合、
月々9,060円。
60歳で保険料を払い終わった後の支払いの合計が、
3,805,200円(支払った保険料の合計額)。
そのときの解約返戻金が、
4,301,850 円(返戻率113.0%)
そうなんです。これは『25歳の男性・保険金500万円・60歳払済』の場合なので、設定する金額や年齢によって違いが出てきます。入るときは『どれくらいの保険料で』『いつまでの支払いにするか』をいくつかシミュレーションしてみましょう。
(この試算は2019年1月14日現在のものです)
オリックス生命 RISE(ライズ) 高度障害保険金って?
RISEは死亡保険なので、『死亡したとき』に保険金が支払われるわけですが、実は死亡していなくても保険金が支払われる場合があります。それは、
高度障害状態になったとき。
病気かケガで、所定の高度障害状態になってしまったときは、亡くなっていない場合でも保険金が支払われます。では、『高度障害状態』とはどんな状態なんでしょう?
病気かケガで、下の状態になったときが高度障害状態となります。
①両目の視力を全く永久に失ったもの。
②言語、または、そしゃくの機能を全く永久に失ったもの。
③中枢神経系、または、精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの。
④胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの。
⑤両上肢とも、手関節以上で失ったか、または、その用を全く永久に失ったもの。
⑥両下肢とも、足関節以上で失ったか、または、その用を全く永久に失ったもの。
⑦1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの。
⑧1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの。
そうです。具体的には、『上肢は肩関節から手の指先まで』『下肢は股関節から足の指先まで』です。『両上肢』とは両腕、『両下肢』とは両足のことですね。『手関節』と『足関節』は、手首と足首の関節のことです。
それは『切断はされていないけど、機能を失ってしまって、もう回復の見込みはない』と医師に診断されることです。⑤番の例でいうと、『両手は残っているけどもうまったく動かないまま回復しない』と診断されたときなどですね。
そうなんです。もしこういった高度障害状態になった場合は、死亡保険金を高度障害保険金として受け取れます。
そして高度障害保険金を受け取ると、受け取りを持って保険は終了となります。この保障はもともとついている保障なので、この保障のための保険料は必要ありません。
オリックス生命 RISE(ライズ) 身体障害で保険料がタダになる。保険料払込免除を知っておこう。
RISEには、不慮の事故で所定の身体障害状態になってしまったときに、その後の保険料が免除になる『保険料払込免除(ほけんりょうはらいこみめんじょ)』の保障がついています。
これも、もともとついている保障なのでこのための保険料はかかりません。事故にあったときに役に立つかもしれないので、どんな内容なのかを知っておきましょう。
事故の日から180日以内に、下の身体障害の状態になった場合、その後の保険料がタダになります。
①1眼の視力を全く永久に失ったもの。
②両耳の聴力を全く永久に失ったもの。
③1上肢を手関節以上で失ったか、または1上肢の用、もしくは1上肢の3大関節中の2関節の用を全く永久に失ったもの。
④1下肢を足関節以上で失ったか、または1下肢の用、もしくは1下肢の3大関節中の2関節の用を全く永久に失ったもの。
⑤10手指の用を全く永久に失ったもの。
⑥1手の5手指を失ったか、または第1指(母指)および2指(示指)を含んで4手指失ったもの。
⑦10足指を失ったもの。
⑧脊柱に著しい奇形、または著しい運動障害を永久に残すもの。
『3大関節』とは、『上肢が肩の関節・肘の関節・手の関節』『下肢が股関節・膝関節・足の関節』のことです。③番と④番は、このうちの2つの関節が永久に使えなくなってしまった場合も対象になるんですね。
そうです。こういうことは起こらない方がいいですが、万が一事故でこういった状態になってしまったときは、その後の保険料は必要なく、保障を続けることができます。ただ注意点は、『事故が原因』が条件なので、『病気』で身体障害状態になったときは対象外ということです。
そうです。そして『事故の日から180日以内にこういった状態になった場合』も条件に入っているので注意しましょう。
オリックス生命 RISE(ライズ) 介護前払特約って?
RISEに短期払いで入った場合、所定の要介護状態になったときに死亡保険金が前払いで支払われる特約『介護前払特約』がついています。
このとき支払われる金額は会社所定の利息が引かれた金額ですが、重い介護状態になったときに役に立つので知っておきましょう。
そして『介護前払特約』は『短期払い』のときについている特約なので、『終身払い』のときにはついていないので注意しましょう。
そこですよね。介護前払特約には条件がいくつかあります。下の黒板を見てみましょう。
・主契約の保険料払込期間が終了していること。
・被保険者の年齢が満65歳以上であること。
・公的介護保険制度にもとずく要介護状態か区分のうち、「要介護4」または「要介護5」の状態であること。
これは国の保険制度で、40歳以上で所定の介護状態になったときに、行政のサービスが受けられる保険制度です。RISEの『介護前払い特約』は、65歳以上からが対象です。
例になりますが、『要介護4』は、立ち上がることや立っていることが、1人ではほとんどできない、入浴や排せつに全面的な介助が必要な状態など、『要介護5』は、日常生活がひとりではほとんどできない状態などです。
もし詳細が知りたい場合は、厚生労働省のHPで確認できます。→公的介護医療保険制度・要介護状態について ただ、厚生労働省のHPは正直わかりにくいので、実際に介護状態になったときに保険会社に確認で充分ですよ。
そして介護前払特約で請求するときは、保険金額の『全額』か『一部』を選ぶことができます。一部の請求なら残った部分で保険が継続しますが、全額請求で支払われた場合は、そこで保険は終了です。
オリックス生命 RISE(ライズ) リビングニーズ特約って?
余命6ヶ月以内と宣告されたときに、死亡保険金を先に受け取れる特約が、『リビングニーズ特約』です。
そうですよね。万が一余命宣告を受けてしまった場合は、死亡保険金を先に受け取ることで治療費や介護費、家族と時間を過ごすことにお金が使えます。そうなってしまった場合本当に辛いことですが、お金の心配をせずに最期の時間を過ごすために、この特約も覚えておいてください。
ただ、リビングニーズ特約を使って保険金を受け取った場合、約6か月分の保険料と、保険会社が利息を差し引いた金額の支払いになります。そんなに保険金が減るわけではないですが、亡くなってから受け取るよりは少し減っているんですね。
オリックス生命 RISE(ライズ) メリット・デメリットは?
さてさて、オリックス生命のRISEはこういった保障ですが、そのメリットとデメリットをまとめましょう。
メリット
・万が一の死亡に備えながら、貯蓄として考えられる!
・保険料払込期間が終われば、解約返戻金は支払った保険料より多くなっていく!
・保険料払込期間が終われば、解約返戻金はずっと上がっていく!
デメリット
・保険料がちょっと高い。
・終身払いの場合は、解約返戻金が支払った保険料の約70%。
・死亡保障としては、保険金がもの足りない。
といったところですね。
そうですよね。ただ、貯金として考えたらどうでしょう? 保険料が少し高めなのは確かにデメリットですが、毎月自動的に貯金してると考えれば、そんなに負担になる金額ではないかもしれませんね。
そうですそうです。ただ、この保険のちょっと気になるところは保険料ではなく、死亡保険としては少しもの足りないというところ。
RISEは、『貯金のつもりで死亡保障をかけておく』という考え方ならいいんですが、『しっかりした死亡保障を用意する』という意味では死亡保険金が少ないんです。
死亡保険金は200万円~5000万円まで設定できますが、あまり高くすると毎月の保険料もその分高くなってしまいます。そこで、毎月無理なく払える範囲で保険金を設定すると、死亡保険金は300万円~500万円ぐらいになってきますが、これ、死亡したときの保障として充分だと思いますか?
そうなんです。特に小さな子供のいる家庭では、これぐらいの死亡保険金では足りません。なので、もし死亡保障を充実させたいなら、他の保険も検討しましょう。
RISEの特徴は、貯金として考えるにはすごくいい。
というところ。
もし子供のいる夫婦がRISEを考えるなら、RISEには貯金のつもりで入って、もうひとつ安くて保障額の大きい死亡保険を考えることが大切ですよ。
オリックス生命 RISE(ライズ) まとめ
さてさて、オリックス生命のRISEの保障はこういった内容です。家族に充分な死亡保険金を遺すにはちょっともの足りないというのが正直なところですが、貯金として入るにはとてもいい保険です。なので、死亡保障として考えるなら、メインではなくサブの保険として考えておきましょう。
自分が死んだら困る家族がいる場合は、掛け捨てでも掛け金の安い保険にもうひとつ加入することも考えてみて下さい。安い掛け捨ての保険を探すなら→こちらのページに載っている掛け捨てタイプの死亡保険も見てみて下さいね。